15 投球障害肩の術後治療成績

目的:投球障害肩の術後成績について検討した.対象:保存治療に抵抗した全9症例である.保存治療は当院のプログラムに沿いまず医師の暫定診断のもと理学療法士が全身的・局所的治療を行う.次に改善傾向を認める症例に対してアスレティックトレーナーが理学療法士を共同し投球フォームチェック・復帰合流させるものである.この治療に9例とも3カ月以上改善傾向を認めなかった.結果:SLAP単独7症例のうちアンカー固定の5症例は完全復帰した.2例はシェービングのみ行い1例は完全復帰もう1例が不完全復帰であった.SLAPと有痛性Bennett病変の合併1症例(SLAPはシェービング+Bennett切除+関節包切離放置)は...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2005, Vol.53 (4), p.249-250
Hauptverfasser: 林 英俊, 大内 洋, 市川 顕
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:目的:投球障害肩の術後成績について検討した.対象:保存治療に抵抗した全9症例である.保存治療は当院のプログラムに沿いまず医師の暫定診断のもと理学療法士が全身的・局所的治療を行う.次に改善傾向を認める症例に対してアスレティックトレーナーが理学療法士を共同し投球フォームチェック・復帰合流させるものである.この治療に9例とも3カ月以上改善傾向を認めなかった.結果:SLAP単独7症例のうちアンカー固定の5症例は完全復帰した.2例はシェービングのみ行い1例は完全復帰もう1例が不完全復帰であった.SLAPと有痛性Bennett病変の合併1症例(SLAPはシェービング+Bennett切除+関節包切離放置)は術後改善はしたものの満足いく成績に至らなかった.結果:投球障害肩の鏡視下手術成績は良好であると考えるが合併病変の有無やSLAPの固定・シェービングなどの術式法については未知な部分が多い.
ISSN:0037-3826