20 胆嚢捻転症の1例

症例は81歳,女性.右季肋部痛を主訴に当院内科受診.急性胆嚢炎として保存的治療を受けるも軽快せず,当科紹介,入院となった.転科時のCT,エコーで胆嚢内にエアーを認めたため気腫性胆嚢炎と診断,緊急開腹手術を施行した.開腹すると,血性腹水があり,胆嚢は時計方向に540度捻転し,暗赤色を呈していた.捻転整復後胆嚢摘出術を施行した.本症例は,胆嚢捻転から気腫性胆嚢炎を併発した極めて稀な症例であると考えられた....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2005, Vol.53 (1), p.49-49
Hauptverfasser: 名取恵子, 島田 良, 高山寛人, 松下啓二, 荻原廸彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は81歳,女性.右季肋部痛を主訴に当院内科受診.急性胆嚢炎として保存的治療を受けるも軽快せず,当科紹介,入院となった.転科時のCT,エコーで胆嚢内にエアーを認めたため気腫性胆嚢炎と診断,緊急開腹手術を施行した.開腹すると,血性腹水があり,胆嚢は時計方向に540度捻転し,暗赤色を呈していた.捻転整復後胆嚢摘出術を施行した.本症例は,胆嚢捻転から気腫性胆嚢炎を併発した極めて稀な症例であると考えられた.
ISSN:0037-3826