グローバルヘルスネットとプリベンティブテレメディスンの有用性

近年我が国は多くの医療に関する指標で, 世界一, もしくは世界有数のトップグループに属している. しかも, 保健医療に要する費用は欧米諸国に比べ格段に安く済んでおりよいことずくめのようにもみえる. しかし, 国内の医療状況を見ると, 地域格差, 病院間格差, 診療科間格差が見られているのも事実である. 一対策として, 医療技術評価をふまえたEBMの推進が考えられている. 『医療技術評価』とは, 『個人や集団の健康増進, 疾病予防, 検査, 治療, リハビリテーション及び長期療養の改善のための保健医療技術の普及と利用の意思決定支援を目的として行うものであり, 当該医療技術を適用した場合の効果,...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:民族衛生 2006, Vol.72 (4), p.139-140
1. Verfasser: 縣 俊彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:近年我が国は多くの医療に関する指標で, 世界一, もしくは世界有数のトップグループに属している. しかも, 保健医療に要する費用は欧米諸国に比べ格段に安く済んでおりよいことずくめのようにもみえる. しかし, 国内の医療状況を見ると, 地域格差, 病院間格差, 診療科間格差が見られているのも事実である. 一対策として, 医療技術評価をふまえたEBMの推進が考えられている. 『医療技術評価』とは, 『個人や集団の健康増進, 疾病予防, 検査, 治療, リハビリテーション及び長期療養の改善のための保健医療技術の普及と利用の意思決定支援を目的として行うものであり, 当該医療技術を適用した場合の効果, 影響について, 総合的かつ包括的に評価』を行うことを言う. そして, その結果の活用方法として重要なのが, 臨床医等が科学的な根拠に基づき診断, 治療法等を選択, 決定すること, つまりEBMを実施することであり, 医療の地域格差, 病院間格差を縮小する方法と見なされている.
ISSN:0368-9395