1. 舌粘膜の表面粗造性に関する新しい評価法
本研究では, 舌乳頭の萎縮度を客観的に評価する方法の確立を目的として舌粘膜表面の表面粗度Raを求めて数値化する方法が臨床評価に有用かどうかを検討した. 対象は健康成人20名と高齢者182名とした. 印象用トレーを独自に作製し, シリコンラバー印象材を用いて舌尖部の印象採得を行った. 得られた印象面を試作した臨床分類基準に従って分類し, 評価対象を健康成人20例高齢者38例と決定した. 表面粗さ測定器にてRaを求めた結果, Ra値と臨床分類結果が同様な傾向を示した. 以上の結果より舌粘膜の印象を採取し, その表面粗度を求める方法は舌乳頭萎縮度を客観的に評価する方法として有用であることが示唆された...
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Veröffentlicht in: | 九州歯科学会雑誌 2011, Vol.64 (6), p.242-243 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 本研究では, 舌乳頭の萎縮度を客観的に評価する方法の確立を目的として舌粘膜表面の表面粗度Raを求めて数値化する方法が臨床評価に有用かどうかを検討した. 対象は健康成人20名と高齢者182名とした. 印象用トレーを独自に作製し, シリコンラバー印象材を用いて舌尖部の印象採得を行った. 得られた印象面を試作した臨床分類基準に従って分類し, 評価対象を健康成人20例高齢者38例と決定した. 表面粗さ測定器にてRaを求めた結果, Ra値と臨床分類結果が同様な傾向を示した. 以上の結果より舌粘膜の印象を採取し, その表面粗度を求める方法は舌乳頭萎縮度を客観的に評価する方法として有用であることが示唆された. |
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ISSN: | 0368-6833 |