顎関節周囲への各種レーザー照射時における顔面皮膚表面温度変化の検討
『抄録』 本研究の目的は, 顎関節を含む口腔顔面痛の既往のない健康成人10名(男7名, 女3名:平均年齢24.6±2.32歳)の右側顎関節部にCO2レーザー, 半導体レーザーおよびNd:YAGレーザーの3種をそれぞれ10分間照射し, 照射前後における体表温度の変化について検討することである. 各被験者とも照射側, 非照射側ともに, 照射前, 照射5分, 照射10分および照射後10分の計8回サーモグラフィーで観察し撮影した. 半導体レーザーとNd:YAGレーザーを照射することで, 照射相当部のみならず非照射側の体表温度も照射と同時に著明に上昇することがわかった. CO2レーザー照射でも半導体レー...
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Veröffentlicht in: | 九州歯科学会雑誌 2010-03, Vol.63 (5/6), p.252-259 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 『抄録』 本研究の目的は, 顎関節を含む口腔顔面痛の既往のない健康成人10名(男7名, 女3名:平均年齢24.6±2.32歳)の右側顎関節部にCO2レーザー, 半導体レーザーおよびNd:YAGレーザーの3種をそれぞれ10分間照射し, 照射前後における体表温度の変化について検討することである. 各被験者とも照射側, 非照射側ともに, 照射前, 照射5分, 照射10分および照射後10分の計8回サーモグラフィーで観察し撮影した. 半導体レーザーとNd:YAGレーザーを照射することで, 照射相当部のみならず非照射側の体表温度も照射と同時に著明に上昇することがわかった. CO2レーザー照射でも半導体レーザーやNd:YAGレーザー照射時と同様に, 非照射側の体表温度は照射と同時に著明に上昇した. しかし, 照射側の体表温度は, 照射と同時にわずかに上昇するもの照射前と比較して有意差は認められず, 照射後10分に著明に体表温度が上昇することがわかった. これらの現象から, いずれのレーザーも温熱効果が期待できるレーザーであることが示された. |
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ISSN: | 0368-6833 |