九州歯科大学OSCEトライアルにおける受験生アンケート調査

客観的臨床能力試験(OSCE)の学生への影響を検討するため, 今回, 九州歯科大学にて開催された第1回OSCEトライアル終了直後に受験生対象に無記名式アンケートを実施した. OSCEの意義については半数以上の受験生が有意義であると解答した. 試験方法については未経験の手法であり緊張, 戸惑いを訴える受験生が多かった. ステーション別アンケートにおいてもステーション間でばらつきはあるものの, 概ね今後の臨床実習に役立つという結果が得られた. 今回の受験生アンケート結果から, OSCEは実施法や課題設定の改善の必要性はあるが, 臨床実習直前の学生の動機付けとしても良い影響を与えると言える....

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Hauptverfasser: 中村恵子, 北村知昭, 木尾哲朗, 有田正博, 庄野庸雄, 黒川英雄, 大住伴子, 坂本英治, 西田郁子, 芳賀健輔, 小城辰郎, 一田利道, 佐藤耕一, 篠原雄二, 粟野秀慈, 園木一男, 吉野賢一, 瀬田祐司, 村田貴俊, 林田裕, 寺下正道, 横田誠, 西原達次
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:客観的臨床能力試験(OSCE)の学生への影響を検討するため, 今回, 九州歯科大学にて開催された第1回OSCEトライアル終了直後に受験生対象に無記名式アンケートを実施した. OSCEの意義については半数以上の受験生が有意義であると解答した. 試験方法については未経験の手法であり緊張, 戸惑いを訴える受験生が多かった. ステーション別アンケートにおいてもステーション間でばらつきはあるものの, 概ね今後の臨床実習に役立つという結果が得られた. 今回の受験生アンケート結果から, OSCEは実施法や課題設定の改善の必要性はあるが, 臨床実習直前の学生の動機付けとしても良い影響を与えると言える.
ISSN:0368-6833