51. 支台歯の挙動解析装置の開発(第 59 回九州歯科学会総会講演抄録)
パーシャルデンチャーにおける大きな命題の一つである支台歯の挙動を今後, 生体上で解明していくに先立って, 当教室の今村が開発したレーザー光による解析装置ならびにシミュレーションモデル上でのこれまでの実験結果について再検討した. Kennedy II級の症例に, 臨床で最も高頻度に使用されているエーカースクラスプ, フレキシブルサポートの代表クロールのRPI維持装置およびリジットサポートとしてクラトビルのIバークラスプの3種類のクラスプを使用した片側性遊離端義歯を製作し, 第1人工大臼歯上に1mm/secの等速荷重を加えた際の支台歯の動きを上記装置で計測し解析した. その結果, エーカースクラス...
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Veröffentlicht in: | 九州歯科学会雑誌 1999/12/25, Vol.53(6), pp.752-753 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | パーシャルデンチャーにおける大きな命題の一つである支台歯の挙動を今後, 生体上で解明していくに先立って, 当教室の今村が開発したレーザー光による解析装置ならびにシミュレーションモデル上でのこれまでの実験結果について再検討した. Kennedy II級の症例に, 臨床で最も高頻度に使用されているエーカースクラスプ, フレキシブルサポートの代表クロールのRPI維持装置およびリジットサポートとしてクラトビルのIバークラスプの3種類のクラスプを使用した片側性遊離端義歯を製作し, 第1人工大臼歯上に1mm/secの等速荷重を加えた際の支台歯の動きを上記装置で計測し解析した. その結果, エーカースクラスプにおける従来考えられていた以上の過度な動きやこれまでの概念とは異なったRPI維持装置の動きなど, 興味ある幾つかの知見が得られた. また, この装置を口腔内で使用するためには, さらなる軽量小型化や昼光下での明視のし易さなどの必要性が考えられたため, 今後, これらの諸点に改良を加えるとともに, 得られた結果についても追って報告していく予定である. |
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ISSN: | 0368-6833 1880-8719 |
DOI: | 10.2504/kds.53.752_2 |