九州歯科大学附属病院歯科外来患者における有病者の検討

近年九州歯科大学附属病院内科を受診する口腔外科入院患者は急激な増加を呈し1, 2)有病者歯科の観点による検討が現在の内科にとって重要な課題である. これまでにも我々は歯科患者における医科疾患有病者の検討を九州歯科大学附属病院口腔外科入院患者を対象にして病歴と診察検査所見結果から比較検討し, 病歴よりも診察検査所見結果を用いた診断の方がより鋭敏であることを報告した3). また, 同じ対象を用い加齢と共に著しい有病率の上昇が見られることを示した4). このように当院においても老齢者を中心とした有病者の歯科患者が急増していることが推測されるが, 当院では未だ歯科外来患者全体における医科疾患有病者に関...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:九州歯科学会雑誌 1996/08/25, Vol.50(4), pp.595-599
Hauptverfasser: 高田, 豊, 笠井, 幸子, 加藤, 恭裕, 橋田, ひとみ, 藤川, 潤, 豊田, 一則
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:近年九州歯科大学附属病院内科を受診する口腔外科入院患者は急激な増加を呈し1, 2)有病者歯科の観点による検討が現在の内科にとって重要な課題である. これまでにも我々は歯科患者における医科疾患有病者の検討を九州歯科大学附属病院口腔外科入院患者を対象にして病歴と診察検査所見結果から比較検討し, 病歴よりも診察検査所見結果を用いた診断の方がより鋭敏であることを報告した3). また, 同じ対象を用い加齢と共に著しい有病率の上昇が見られることを示した4). このように当院においても老齢者を中心とした有病者の歯科患者が急増していることが推測されるが, 当院では未だ歯科外来患者全体における医科疾患有病者に関する報告がない. そこで本研究では当院歯科診療各科を受診した初診患者を対象にしたアンケート調査を行い検討した.
ISSN:0368-6833
1880-8719
DOI:10.2504/kds.50.595