電子クリティカルパスにおける確実な情報の記載と伝達を支援する機能の構築: 日めくり表示・関連ファイル・共通カルテ
香川労災病院では2004年のオーダーエントリーシステム導入、2007年の電子カルテ導入に際して医療者に配慮したクリティカルパス作成・運用のために様々なソフトの改良を行った。その結果、現在では504のクリティカルパスが退院患者の95%以上で使用され、クリティカルパスは日常業務に不可欠なものとなっている。 しかし運用のなかで1)日常使用しているオーバービュー画面ではスクロールしないと記録全体を閲覧できない、2)患者説明用・医療者教育用に使用している文書が個々のクリティカルパスと関連付けられていない、3)オーダーエントリーシステム対象外の指示の記載・伝達が不十分である、などの課題が指摘された。今回こ...
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Veröffentlicht in: | 日本医療マネジメント学会雑誌 2011/09/01, Vol.12(2), pp.90-96 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 香川労災病院では2004年のオーダーエントリーシステム導入、2007年の電子カルテ導入に際して医療者に配慮したクリティカルパス作成・運用のために様々なソフトの改良を行った。その結果、現在では504のクリティカルパスが退院患者の95%以上で使用され、クリティカルパスは日常業務に不可欠なものとなっている。 しかし運用のなかで1)日常使用しているオーバービュー画面ではスクロールしないと記録全体を閲覧できない、2)患者説明用・医療者教育用に使用している文書が個々のクリティカルパスと関連付けられていない、3)オーダーエントリーシステム対象外の指示の記載・伝達が不十分である、などの課題が指摘された。今回これらの問題点を解決するために、それぞれ1)日めくり表示、2)関連ファイル、3)共通カルテの設定を可能とした。これらの設定内容と、設定後の電子クリティカルパスの運用の実際を報告した。 |
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ISSN: | 1881-2503 1884-6807 |
DOI: | 10.11191/jhm.12.90 |