QMSを担保する看護師の力量と教育の評価: 評価-ラダー評価・分析システムを活用して

医療を取り巻く厳しい社会情勢の中で、医療は医療安全の確保、適切な医療情報の提供、地域連携など様々な社会のニーズに対応する患者主体の医療サービスの提供が求められている。質の高い医療サービスを提供するためには、医療従事者の知識、技術、対応などの能力や質を保証するための仕組みが必要である。看護部では、既に2003年にISO9001を取得しており、看護教育にもPDCAサイクルを取り入れた。看護上のニーズの把握はクドバス法で行い、必要な看護実践能力11カテゴリーをクリニカルラダー (以下ラダー) 項目として設定した。しかし、教育の評価結果の集計、分析には多大な時間を必要とし、看護実践能力の改善にはすぐに...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本医療マネジメント学会雑誌 2006/09/01, Vol.7(2), pp.335-339
Hauptverfasser: 鈴記, 洋子, 大岡, 裕子, 森口, 博基, 森川, 富昭, 田木, 真和, 能瀬, 高明
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:医療を取り巻く厳しい社会情勢の中で、医療は医療安全の確保、適切な医療情報の提供、地域連携など様々な社会のニーズに対応する患者主体の医療サービスの提供が求められている。質の高い医療サービスを提供するためには、医療従事者の知識、技術、対応などの能力や質を保証するための仕組みが必要である。看護部では、既に2003年にISO9001を取得しており、看護教育にもPDCAサイクルを取り入れた。看護上のニーズの把握はクドバス法で行い、必要な看護実践能力11カテゴリーをクリニカルラダー (以下ラダー) 項目として設定した。しかし、教育の評価結果の集計、分析には多大な時間を必要とし、看護実践能力の改善にはすぐに生かせなかった。そこで、医療情報部とともにラダー評価・分析システムを開発した。その結果、集計時間が短縮され、リアルタイムにラダー評価の分析が可能になった。ラダーI・IIに認定された者は22.4%、1.7%と低く、ラダー認定基準の検討、能力資質項目の見直しや教育プログラムの再検討が必要と考えられた。
ISSN:1881-2503
1884-6807
DOI:10.11191/jhm2006.7.335