バーチャル看護相談室の開発と有用性の検討

平成11年に開設された地域医療連携センターでは, 平成17年までに2,074件の看護相談に対応してきた. センターにおける相談員の問題点として, 1. 相談員の不足, 2. 利用者のニーズにあった情報提供や均質な相談対応ができない, 3. 開設時間だけでは対応しきれないニーズの量, などがあげられた. 多様化する相談内容に迅速かっ適切に対応するため, 看護相談における相談内容を分析して, カテゴリー分類を行い, 問合せ先などの回答を表示する看護相談ソフトを開発し, その有用性の検討を行った. その結果, インターネットをとおして利用できることにより, 看護相談員だけでなく, 施設内外の医療職,...

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Veröffentlicht in:医療マネジメント学会雑誌 2006/03/01, Vol.6(4), pp.624-629
Hauptverfasser: 杉原, 治美, 大岡, 裕子, 多田, 敏子, 藤倉, 健一郎, 森川, 富昭, 森口, 博基
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:平成11年に開設された地域医療連携センターでは, 平成17年までに2,074件の看護相談に対応してきた. センターにおける相談員の問題点として, 1. 相談員の不足, 2. 利用者のニーズにあった情報提供や均質な相談対応ができない, 3. 開設時間だけでは対応しきれないニーズの量, などがあげられた. 多様化する相談内容に迅速かっ適切に対応するため, 看護相談における相談内容を分析して, カテゴリー分類を行い, 問合せ先などの回答を表示する看護相談ソフトを開発し, その有用性の検討を行った. その結果, インターネットをとおして利用できることにより, 看護相談員だけでなく, 施設内外の医療職, 学生, 患者や家族の情報源として, 有効に活用されていることがわかった. また, 情報検索時間の短縮や相談内容の均質化が図られた.
ISSN:1345-6903
1884-6793
DOI:10.11191/jhm2000.6.624