S-2 睡眠時無呼吸症候群のクリティカルパス-専門機関としての意義の確立を目指して

睡眠時無呼吸症候群(以下SASと略す)の診療は本邦では未だ新しい医療分野に属するため, 医師個人の診断治療方法に頼っている部分が多かったが, クリティカルパス(以下パスと略す)の導入により, 各部門が目標を共有し互いの職域を理解して積極的に関わる意識を持つようになった. また, システム化により在院日数の短縮化が図られ, 社会生活上の多忙を理由に入院できなかった患者の入院が可能となった. さらに, スタッフ用のパス表をフローシート形式に変更することで看護の質の向上が図れるようになった. パス導入前の平成11年度と比較すると, 患者増(1日平均1名)及び, 診療点数増にも貢献している. 今後もパ...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医療マネジメント学会雑誌 2001, Vol.2 (2), p.234-234
Hauptverfasser: 河本美津紀, 中島敏子, 小川人美, 寺島孝子, 金子恵美, 角田房子, 富永和子, 中野博
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:睡眠時無呼吸症候群(以下SASと略す)の診療は本邦では未だ新しい医療分野に属するため, 医師個人の診断治療方法に頼っている部分が多かったが, クリティカルパス(以下パスと略す)の導入により, 各部門が目標を共有し互いの職域を理解して積極的に関わる意識を持つようになった. また, システム化により在院日数の短縮化が図られ, 社会生活上の多忙を理由に入院できなかった患者の入院が可能となった. さらに, スタッフ用のパス表をフローシート形式に変更することで看護の質の向上が図れるようになった. パス導入前の平成11年度と比較すると, 患者増(1日平均1名)及び, 診療点数増にも貢献している. 今後もパスの質を上げて活用し, より専門性を発揮していきたい.
ISSN:1345-6903