演題10. ADHD(注意欠陥多動障害)児に対するEEGバイオフィードバック訓練の試み
注意欠陥多動障害(ADHD)は, 注意の欠陥(集中の持続困難転導, 衝動性, 感情易変性等)と, 多動を中核症状とする症候群である. 最近では, ADHDを伴う患者の脳波活動に関して, 活動中に通常みられるベータ波成分より過度に遅い成分(シータ波等)が優位に出現していることが報告されている. そして, このような特徴的な脳波活動を改善させていくことを目的としてEEGバイオフィードバック訓練を行い, その結果として, 注意集中の増加, 多動行動の減少, ソーシャルスキルの改善が認められるといった多くの報告が提出されている(Lubar, 1991など). 今回, LD(学習障害)を重複したADHD...
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Veröffentlicht in: | バイオフィードバック研究 1999-03, Vol.26, p.53-53 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 注意欠陥多動障害(ADHD)は, 注意の欠陥(集中の持続困難転導, 衝動性, 感情易変性等)と, 多動を中核症状とする症候群である. 最近では, ADHDを伴う患者の脳波活動に関して, 活動中に通常みられるベータ波成分より過度に遅い成分(シータ波等)が優位に出現していることが報告されている. そして, このような特徴的な脳波活動を改善させていくことを目的としてEEGバイオフィードバック訓練を行い, その結果として, 注意集中の増加, 多動行動の減少, ソーシャルスキルの改善が認められるといった多くの報告が提出されている(Lubar, 1991など). 今回, LD(学習障害)を重複したADHDと診断された9歳の男児に対して, EEGバイオフィードバック訓練を試みた. 訓練経過の報告と本訓練方法についての検討をおこなう. |
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ISSN: | 0386-1856 |