第18回日本小児科医会生涯研修セミナーの開催にあたり

第18回日本小児科医会生涯研修セミナーin宮崎の開催にあたり, 宮崎県小児科医会会長の高村一志先生はじめ, 宮崎県小児科医会の皆様方, また日本小児科医会事務局, 学術教育委員会, 関係役員の皆様方に深く御礼申し上げます. COVID-19は流行の波を繰り返し, オミクロン株となってからは小児の感染も急増しています. 先の読めない状況において, セミナーとしては4年振りとなる現地開催を実現していただきました宮崎県小児科医会の方々には, 敬意を表するとともに感謝申し上げます. 私ども学術教育委員会は, 日本小児科医会にとって最も重要な二つの全国集会, すなわち, 総会フォーラムと生涯研修セミナーの開催に際して, 担当される都道府県小児科医会への支援や協力を主な業務としています. 生涯セミナー開催の趣旨は, 「小児科領域の総合診療能力の向上と, 小児の保健・福祉に寄与できる能力の習得を目的に, 地域小児医療に従事する小児科医に研鑽の場を提供する」とされています. 2014年(平成26年)から始まった日本小児科医会地域総合小児医療認定医制度の基本となる必須研修会の中でも重要な位置を占めています. 今回のセミナーは宮崎県小児科医会が中心となって企画・立案され, 内容の濃いセミナーを作り上げていただきました. 総合テーマとして「日本のひなた宮崎からの発信～コロナ禍からの学び～」を掲げ, ご講演のテーマも基礎から臨床まで多彩にわたっています. どのご講演も小児科医として大切な内容であり, 明日からの診療に大いに役立つものと思います. 学術教育委員会では各地での生涯研修セミナー開催に際して, 地域総合小児医療認定医制度の趣旨に即した内容となるよう誠心誠意お手伝いする所存でございます. 今後とも学術教育委員会の活動にご理解ご協力賜りますようお願い申し上げます. 2022年(令和4年)10月9日