腹部大動脈瘤破裂に対し緊急手術を行い術後に集中治療を要した在宅酸素療法下の超高齢者の1例
「はじめに」腹部大動脈瘤(Abdominal Aortic Aneurysm, 以下AAA)破裂は依然として予後不良の疾患である. また, 高齢化社会に伴い様々な合併症を有する患者も増加している. 今回我々は, 在宅酸素療法(Home Oxygen Therapy, 以下HOT)を行っていた超高齢者AAA破裂に対して緊急手術と集中治療を施行して良好な結果を得たので報告する. 「症例」症例は88歳の男性. 慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease, 以下COPD)で約10年前からHOT(酸素流量は日中は1.5L, 夜間は1Lであった)を導入され...
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Veröffentlicht in: | 循環制御 2009, Vol.30 (3), p.179-181 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」腹部大動脈瘤(Abdominal Aortic Aneurysm, 以下AAA)破裂は依然として予後不良の疾患である. また, 高齢化社会に伴い様々な合併症を有する患者も増加している. 今回我々は, 在宅酸素療法(Home Oxygen Therapy, 以下HOT)を行っていた超高齢者AAA破裂に対して緊急手術と集中治療を施行して良好な結果を得たので報告する. 「症例」症例は88歳の男性. 慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease, 以下COPD)で約10年前からHOT(酸素流量は日中は1.5L, 夜間は1Lであった)を導入されていた. 1月4日に腹部痛を主訴に前医を受診し, CT(Computed Tomography)で腹部大動脈瘤破裂と診断され, 当院緊急搬送となった. 当院搬送時は意識清明であったがショック状態で, 急速輸液とカテコラミン投与により血圧78/43mmHg, 脈拍88/分を維持していた. |
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ISSN: | 0389-1844 |