プロポフォールによる鎮静下で行われる,心房細動に対するクライオアブレーションと高周波アブレーションの体温低下の比較に関する研究

【目 的】 本研究の目的は,プロポフォールによる鎮静下で行われる,心房細動に対するクライオアブレーションと高周波アブレーションにおいて,体温低下の程度に差があるのかを検討することである.【結 果】 研究期間内にプロポフォールによる鎮静下で,心房細動に対してクライオアブレーションを受けた患者は18名,高周波アブレーションを受けた患者は18名であった.カテーテル室入室後体温は両群間で差は認められなかったが,カテーテル室退室前体温はクライオバルーン群で有意に低かった(p=0.001).また,カテーテル室入室後体温とカテーテル室退室前体温の差では,クライオバルーン群が1.6℃の低下,高周波群が0.9℃...

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2020/02/01, Vol.70(1), pp.1-5
Hauptverfasser: 小曽根, 龍志, 石川, 楓, 長野, 明正, 本多, 理恵, 田村, 峻太郎, 飯塚, 貴士, 入江, 忠信, 中島, 忠, 金古, 善明, 倉林, 正彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目 的】 本研究の目的は,プロポフォールによる鎮静下で行われる,心房細動に対するクライオアブレーションと高周波アブレーションにおいて,体温低下の程度に差があるのかを検討することである.【結 果】 研究期間内にプロポフォールによる鎮静下で,心房細動に対してクライオアブレーションを受けた患者は18名,高周波アブレーションを受けた患者は18名であった.カテーテル室入室後体温は両群間で差は認められなかったが,カテーテル室退室前体温はクライオバルーン群で有意に低かった(p=0.001).また,カテーテル室入室後体温とカテーテル室退室前体温の差では,クライオバルーン群が1.6℃の低下,高周波群が0.9℃の低下であり,両群を比較するとクライオバルーン群の方が有意に体温変化が大きかった(p
ISSN:1343-2826
1881-1191
DOI:10.2974/kmj.70.1