13. 緩和ケア病棟開棟後9ヶ月を振り返って
【目的】当院に17床の緩和ケア病棟(PCU)が開棟し9ヶ月が経過した. 当院では, 腫瘍縮小を目的とした治療が困難, あるいはそれを希望していない患者, 加えてある程度の病名・病状認識があり, PCUへの入院を希望していることを入棟基準とし, 入棟前面談および審査を全例に行っている. 今後の緩和医療の方向性を探る目的で患者動向を検討した. 【方法】2009年4月―12月の患者背景を調査した. 【結果】総面談患者数137名, エントリー患者数118名, 不可13名, 保留6名, 実入院患者数96名, 患者平均年齢は68歳, 在院日数は最長132日, 最短1日, 中央値は14日であった. 疾患別で...
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Veröffentlicht in: | THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2011, Vol.61 (3), p.430-430 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】当院に17床の緩和ケア病棟(PCU)が開棟し9ヶ月が経過した. 当院では, 腫瘍縮小を目的とした治療が困難, あるいはそれを希望していない患者, 加えてある程度の病名・病状認識があり, PCUへの入院を希望していることを入棟基準とし, 入棟前面談および審査を全例に行っている. 今後の緩和医療の方向性を探る目的で患者動向を検討した. 【方法】2009年4月―12月の患者背景を調査した. 【結果】総面談患者数137名, エントリー患者数118名, 不可13名, 保留6名, 実入院患者数96名, 患者平均年齢は68歳, 在院日数は最長132日, 最短1日, 中央値は14日であった. 疾患別では肺癌30%, 胃癌15%, 膵・胆道系の癌15%, 大腸癌12%, 院内からの紹介は58%であった. 患者住所は48%が市内であり, 隣接市町村を加えると82%に達した. 【考察】ギアチェンジしないまま紹介された患者が約14%認められたことから, 当院のPCUへの理解を求めることが必要と思われた. |
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ISSN: | 1343-2826 |