11. 群馬大学重粒子線治療電話相談の現状と今後の課題

【目的】重粒子線治療電話相談の件数及びその詳細を把握し, 今後の運営に関する課題を明確にする. 【方法】平成20年10月から平成21年1月末までの電話相談の件数, 相談内容, 相談者の背景などを集計し分析. 【結果】合計81件の相談があり, 1件当たりの相談時間の平均は7.3 (2-20)分で,相談内容のほとんど(61件)が重粒子線治療の適応に関するものであった. 相談患者のがんの部位は肺がんが13名と一番多く, 次いで大腸がん, 前立腺がんであった. 相談の結果は, 用件済みが29件, 折り返し電話をしたもの14件で, そのうち適応なしと考えられるものが19件であった. 相談を知った経緯は,...

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2011, Vol.61 (3), p.419-419
Hauptverfasser: 中島陽子, 篠田静代, 加藤康子, 秋和香代, 井上エリ子, 大野達也
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【目的】重粒子線治療電話相談の件数及びその詳細を把握し, 今後の運営に関する課題を明確にする. 【方法】平成20年10月から平成21年1月末までの電話相談の件数, 相談内容, 相談者の背景などを集計し分析. 【結果】合計81件の相談があり, 1件当たりの相談時間の平均は7.3 (2-20)分で,相談内容のほとんど(61件)が重粒子線治療の適応に関するものであった. 相談患者のがんの部位は肺がんが13名と一番多く, 次いで大腸がん, 前立腺がんであった. 相談の結果は, 用件済みが29件, 折り返し電話をしたもの14件で, そのうち適応なしと考えられるものが19件であった. 相談を知った経緯は, インターネットが一番多かった. 【まとめ】件数が増加していることや, 1件あたりの相談時間が長いことなどから, 外来での相談業務の改善が必要であることが示唆された. また適応外となった患者のフォローも課題である.
ISSN:1343-2826