11. 肝細胞癌に対するミリプラチンの使用経験
【目的】第三世代の脂溶性白金製剤であるミリプラチンが使用可能となり, その薬理学的特性により, 臨床的有効性と全身性副作用の軽減が期待されている. 今回, 我々は肝細胞癌に対してミリプラチンを使用した症例について, その早期治療効果や有害事象について検討した. 【対象・方法】2010年2月から11月までに当院にて肝細胞癌に対してミリプラチンを投与した104例を対象とした. 平均年齢は69.3±8.0歳, 男女比は76:28. 成因はHBV6例, HCV88例, その他10例で, Child分類はA70例, B32例, C2例であった. 初発例が25例, 再発例が79例で, 進行度分類は, I・...
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Veröffentlicht in: | THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2011, Vol.61 (2), p.258-258 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】第三世代の脂溶性白金製剤であるミリプラチンが使用可能となり, その薬理学的特性により, 臨床的有効性と全身性副作用の軽減が期待されている. 今回, 我々は肝細胞癌に対してミリプラチンを使用した症例について, その早期治療効果や有害事象について検討した. 【対象・方法】2010年2月から11月までに当院にて肝細胞癌に対してミリプラチンを投与した104例を対象とした. 平均年齢は69.3±8.0歳, 男女比は76:28. 成因はHBV6例, HCV88例, その他10例で, Child分類はA70例, B32例, C2例であった. 初発例が25例, 再発例が79例で, 進行度分類は, I・23例, II・28例, III・35例, IVA・10例, IVB・8例. 腫瘍個数は単発34例, 2個15例, 3個7例, 4個以上48例, 腫瘍径は, 最大腫瘍径10~160mmで, 中央値22mmであった. |
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ISSN: | 1343-2826 |