7. 当院で施行した長期型バスキュラーカテーテル使用症例についての検討
2007年10月から2010年12月までの3年間に, 23例の血液透析患者に長期型バスキュラーカテーテル(ソフトセル)を留置した. 患者の挿入時年齢は平均69.3歳, 男性13名, 女性10名であった. 均観察期間は12.1ヶ月で最長例では約3年間透析を継続している. カテーテル使用中に4名が死亡したがカテーテルに関連した死亡例は無く, 14例は現在も使用中である. ソフトセルを選択した理由はブラッドアクセス作成困難21例, 穿刺困難1例, 末梢動脈の循環障害1例であった. カテーテル開存率は1年で84.7%, 3年で60.5%であった. 主な合併症としてカテーテル挿入時の空気塞栓1例, カテ...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2011, Vol.61 (2), p.240-240 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 2007年10月から2010年12月までの3年間に, 23例の血液透析患者に長期型バスキュラーカテーテル(ソフトセル)を留置した. 患者の挿入時年齢は平均69.3歳, 男性13名, 女性10名であった. 均観察期間は12.1ヶ月で最長例では約3年間透析を継続している. カテーテル使用中に4名が死亡したがカテーテルに関連した死亡例は無く, 14例は現在も使用中である. ソフトセルを選択した理由はブラッドアクセス作成困難21例, 穿刺困難1例, 末梢動脈の循環障害1例であった. カテーテル開存率は1年で84.7%, 3年で60.5%であった. 主な合併症としてカテーテル挿入時の空気塞栓1例, カテーテル自己抜去1例, カテーテル破損1例, カテーテル抜去ないし切開排膿が必要と判断された感染症2例が認められた. |
---|---|
ISSN: | 1343-2826 |