1. 尿管アミロイドーシスの1例

症例は80歳女性. 主訴:発熱, 左側腹部痛, 嘔吐. 上記主訴のため, 内科受診し, CTで左下部尿管に結石を認めた. 結石性腎孟腎炎の診断で泌尿器科紹介. 結石は自然排石したが, 以降も左水腎症, 水尿管は改善せず腎孟腎炎を繰り返した. 逆行性尿路造影および尿管鏡で, 左下部尿管に1.5cmの長さで高度狭窄を認めたため, 尿管部分切除術と再吻合を行った. 病理所見では平滑筋坂内に硝子物の沈着あり. ダイロン染色陽性で, アミロイドーシスの診断であった. 術後一時的に尿管ステント留置したが, 抜去後も再狭窄は認めていない. 尿管アミロイドーシスに関する文献的考察を含めて報告する....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2011, Vol.61 (2), p.239-239
Hauptverfasser: 新田貴士, 浜野達也, 川口拓也
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は80歳女性. 主訴:発熱, 左側腹部痛, 嘔吐. 上記主訴のため, 内科受診し, CTで左下部尿管に結石を認めた. 結石性腎孟腎炎の診断で泌尿器科紹介. 結石は自然排石したが, 以降も左水腎症, 水尿管は改善せず腎孟腎炎を繰り返した. 逆行性尿路造影および尿管鏡で, 左下部尿管に1.5cmの長さで高度狭窄を認めたため, 尿管部分切除術と再吻合を行った. 病理所見では平滑筋坂内に硝子物の沈着あり. ダイロン染色陽性で, アミロイドーシスの診断であった. 術後一時的に尿管ステント留置したが, 抜去後も再狭窄は認めていない. 尿管アミロイドーシスに関する文献的考察を含めて報告する.
ISSN:1343-2826