1. L2/3高位椎間板ヘルニアにより下垂足を来たした1例
今回我々はL2/3高位椎間板ヘルニアにより下垂足を来たした1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する. 症例は44歳男性で主訴は左下垂足である. 2010年1月頃より腰痛が出現し, 6月中旬より腰痛の増悪および左下垂足の出現を認めた為, 6月23日当科へ紹介となった. 前医にて施行したMRI上ではL2/3高位の椎間板ヘルニアを認めた. MMTでは左TA 2, 左EHL 2, 左Gastro 4, 左FHL 3と筋力低下を認めた. 本人の手術希望もあり症状の改善目的にヘルニア摘出術を施行した. 手術所見ではL2/3高位にsubligamentous extrusion typeのヘルニアを...
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Veröffentlicht in: | THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2011-02, Vol.61 (1), p.94-94 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 今回我々はL2/3高位椎間板ヘルニアにより下垂足を来たした1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する. 症例は44歳男性で主訴は左下垂足である. 2010年1月頃より腰痛が出現し, 6月中旬より腰痛の増悪および左下垂足の出現を認めた為, 6月23日当科へ紹介となった. 前医にて施行したMRI上ではL2/3高位の椎間板ヘルニアを認めた. MMTでは左TA 2, 左EHL 2, 左Gastro 4, 左FHL 3と筋力低下を認めた. 本人の手術希望もあり症状の改善目的にヘルニア摘出術を施行した. 手術所見ではL2/3高位にsubligamentous extrusion typeのヘルニアを認め, L2/3 discをカテラン針で確認後PLLに切開を加え髄核を摘出した. 術後1ヶ月の現在, MMTは左TA 4, 左EHL 3, 左Gastro 5, 左FHL 4と筋力の改善を認めた. 本症例においては, 左L5神経根を構成する馬尾神経がヘルニアにより選択的に圧迫され下垂足を来たしたと推察された. |
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ISSN: | 1343-2826 |