3. 小児に発症した尿路上皮癌の一例

症例は14歳男子. 平成21年5月, 学校検尿で潜血を指摘され近医受診し, エコー, 膀胱鏡で膀胱腫瘍が認められた. 5月下旬に当科紹介受診し, CT, MRIで膀胱左側~後壁にかけて腫瘍が認められ, 診断はcT2N0M0. 尿細胞診はclass III. 6月にTUR-BT施行, 左側壁に粘膜浮腫状病変が認められた. その他の部位の粘膜は正常であった. 病理組織はUC G2 pTis 一部pTa. 8月に前回TUR部に追加のTUR施行, 8ヵ所の無作為生検も追加した. 腫瘍部の病理組織はUC G2 pTis, 他部位から腫瘍組織は認められなかった. 若干の文献的考察を加え報告する....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2010, Vol.60 (1), p.75-75
Hauptverfasser: 冨田健介, 牧野武朗, 野村昌史, 横山由就, 新井誠二, 村松和道, 廣野正法, 宮久保真意, 森川泰如, 岡本亘平, 小池秀和, 松井博, 柴田康博, 羽鳥基明, 伊藤一人, 鈴木和浩, 猿木和久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は14歳男子. 平成21年5月, 学校検尿で潜血を指摘され近医受診し, エコー, 膀胱鏡で膀胱腫瘍が認められた. 5月下旬に当科紹介受診し, CT, MRIで膀胱左側~後壁にかけて腫瘍が認められ, 診断はcT2N0M0. 尿細胞診はclass III. 6月にTUR-BT施行, 左側壁に粘膜浮腫状病変が認められた. その他の部位の粘膜は正常であった. 病理組織はUC G2 pTis 一部pTa. 8月に前回TUR部に追加のTUR施行, 8ヵ所の無作為生検も追加した. 腫瘍部の病理組織はUC G2 pTis, 他部位から腫瘍組織は認められなかった. 若干の文献的考察を加え報告する.
ISSN:1343-2826