1. 悪性転化したmeningotheliomatous meningiomaの1例
【症例】66歳 女性 【主訴】 頭痛 【既往歴・家族歴】 突起すべき事項なし 【現病歴】 1994年10月頃より頭痛あり, 岸病院受診. MRIにてRt.frontal convexityとLt.anterior central falxに腫瘍性病変指摘され当科受診. 造影CT施行し, 同様の部位にenhanceされるmassを認めたため, 1995年1月9日精査加療のため入院, 多発性髄膜腫の臨床診断で1月26日Rt.frontal convexity Mg. 腫瘍に対して開頭腫瘍全摘出術施行. 手術所見では硬膜内浸潤あり, 硬膜ごと腫瘍摘出. 病理診断はmeningotheriomatou...
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Veröffentlicht in: | THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2009, Vol.59 (4), p.391-391 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【症例】66歳 女性 【主訴】 頭痛 【既往歴・家族歴】 突起すべき事項なし 【現病歴】 1994年10月頃より頭痛あり, 岸病院受診. MRIにてRt.frontal convexityとLt.anterior central falxに腫瘍性病変指摘され当科受診. 造影CT施行し, 同様の部位にenhanceされるmassを認めたため, 1995年1月9日精査加療のため入院, 多発性髄膜腫の臨床診断で1月26日Rt.frontal convexity Mg. 腫瘍に対して開頭腫瘍全摘出術施行. 手術所見では硬膜内浸潤あり, 硬膜ごと腫瘍摘出. 病理診断はmeningotheriomatous meningioma, nomalignant atypical cellであった. 染色体異常はなかった. その後follow up中に2000年1月より新たに左側頭部に腫瘍出現, 徐々に増大した. 2005年1月より新たにRt.falx Mgに腫瘍出現. 2007年1月よりRt.falx Mgの腫瘍の急速な増大傾向あり, 2008年5月15日, 開頭腫瘍部分摘出術施行(simpson G4). 5月22日開頭腫瘍全摘出術施行(simpson G2). 手術所見では腫瘍は硬膜に沿って広範囲に進展していた. 病理診断は, atypical meningioma, Ki67 5~30%, p53(+)であった. 2008年6月9日より全脳照射, 50Gyで終了. その後, 外来follow up中に左側頭部の腫瘍増大し, 2008年10月30日開頭腫瘍全摘出術施行(simpson G2). Ki67 15%, p53(+)であった. 独歩退院 【考察】 meningotheriomatous meningiomaが悪性転化を来たしたと考えられる. |
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ISSN: | 1343-2826 |