12. 子宮頸癌で同時放射線化学療法を受ける患者の食事とストレスへの介入

【目的】当院では化学療法を受ける患者を対象とした特別な献立はなく, 患者の望む食事が提供できていないのではないかと感じていた. 化学療法中の患者が食事に対し, できるだけストレスを感じずに少しでも食事が摂取できるように援助したいと考えた. そこで, 子宮頸癌, 同時放射線化学療法を受ける患者の食事の摂取状況と, 食事に対するストレスを明らかにし, 食事への効果的な看護介入を検討した. 【方法】子宮頸癌で同時放射線化学療法を受ける患者1名に, 治療開始日から食事の摂取状況とストレスについて独自のシートを用いて記入してもらい, そのシートを元に患者と食事内容について相談した. 【結果】嘔気・嘔吐が...

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2009, Vol.59 (1), p.74-74
Hauptverfasser: 白井玲子, 加藤康子, 登丸真由美, 井上エリ子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】当院では化学療法を受ける患者を対象とした特別な献立はなく, 患者の望む食事が提供できていないのではないかと感じていた. 化学療法中の患者が食事に対し, できるだけストレスを感じずに少しでも食事が摂取できるように援助したいと考えた. そこで, 子宮頸癌, 同時放射線化学療法を受ける患者の食事の摂取状況と, 食事に対するストレスを明らかにし, 食事への効果的な看護介入を検討した. 【方法】子宮頸癌で同時放射線化学療法を受ける患者1名に, 治療開始日から食事の摂取状況とストレスについて独自のシートを用いて記入してもらい, そのシートを元に患者と食事内容について相談した. 【結果】嘔気・嘔吐がなくても味覚や嗜好の変化により, 食事に対しストレスを感じていることが明らかになった. 【結語】看護師は細かく食事について話を聞くことで, 味覚や嗜好の変化を把握することができ, その変化に対し早期に対応することでストレスを最小限に抑えることができる.
ISSN:1343-2826