地域保健活動の変革期に対応した地域看護技術の構築に向けて

「はじめに」近年, 医療制度改革により保健医療福祉に関する法制度の改正・新設がめまぐるしい. 行政に所属する保健師は地域住民の健康課題・ニーズの変化や社会制度の変革に合わせて, 新たな活動を創造し, 従来の活動を応用しながら必要な地域看護活動を展開してきた. 一方, 行政改革が進む中で, 行政機関内での保健師の分散配置の進展により, いままで保健師が培ってきた活動方法や技術の継承が困難になっている1ことや, 行政の中で保健師が求められる役割が多様化し, 新たに求められる役割に対してどのように活動を構築していくかを模索している現状もある. そこで, 健康課題や制度の変化に応じて保健師が先駆的ある...

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2009/02/01, Vol.59(1), pp.69-70
1. Verfasser: 齋藤, 智子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」近年, 医療制度改革により保健医療福祉に関する法制度の改正・新設がめまぐるしい. 行政に所属する保健師は地域住民の健康課題・ニーズの変化や社会制度の変革に合わせて, 新たな活動を創造し, 従来の活動を応用しながら必要な地域看護活動を展開してきた. 一方, 行政改革が進む中で, 行政機関内での保健師の分散配置の進展により, いままで保健師が培ってきた活動方法や技術の継承が困難になっている1ことや, 行政の中で保健師が求められる役割が多様化し, 新たに求められる役割に対してどのように活動を構築していくかを模索している現状もある. そこで, 健康課題や制度の変化に応じて保健師が先駆的あるいは経験的に行っている地域看護実践を明文化し, 保健師の技術として活用できる形にしていく必要があると考えている. 本稿では保健師に求められる新しい役割に対応した地域看護技術の構築に向けて, これまで私が取り組んだ研究を紹介する.
ISSN:1343-2826
1881-1191
DOI:10.2974/kmj.59.69