1. 緩和ケア患者のコミュニケーション手段としてアロママッサージ導入を試みて

【はじめに】一般病棟において, 日々の看護業務に追われ緩和ケアの対象となる患者様とコミュニケーションを図る時間が少ないという現状があり, 患者様の抱える不安や訴えを傾聴する機会を得ることが難しい. そこで, 心身の病気に補助的な効果をもたらすと言われているアロマテラピーを取り入れ, マッサージを実施することでベッドサイドでの関わりによるコミュニケーションを得ることが出来たので報告します. 【目的】(1)アロママッサージを用いてコミュニケーションを図り, 患者に関わる機会を増やす. (2)血中カテコラミン3分画値でリラックス効果を検討する. 【対象及び方法】(1)緩和ケア対象患者様を中心に数種類...

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2006, Vol.56 (4), p.361-361
Hauptverfasser: 北爪加代子, 井田みつ江, 黒崎公代, 小林めぐみ, 木村恵理子, 中澤仁美, 伊藤綾乃, 山川初恵
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【はじめに】一般病棟において, 日々の看護業務に追われ緩和ケアの対象となる患者様とコミュニケーションを図る時間が少ないという現状があり, 患者様の抱える不安や訴えを傾聴する機会を得ることが難しい. そこで, 心身の病気に補助的な効果をもたらすと言われているアロマテラピーを取り入れ, マッサージを実施することでベッドサイドでの関わりによるコミュニケーションを得ることが出来たので報告します. 【目的】(1)アロママッサージを用いてコミュニケーションを図り, 患者に関わる機会を増やす. (2)血中カテコラミン3分画値でリラックス効果を検討する. 【対象及び方法】(1)緩和ケア対象患者様を中心に数種類のアロマオイルの中から好みの香りをえらんでもらい, コミュニケーションをとりながら鎖骨窩, 両鼠径部, 両腋窩のリンパ節の圧迫, 両下肢のマッサージを行う. (2)患者様の状態が安定しているとき, または希望時に実施した. (3)血中カテコラミン3分画をマッサージの前後で採血し, その変化を検討した. (4)研究者7名で統一した方法で実施した. 【研究期間】平成17年9月より開始し, 現在も続行中.
ISSN:1343-2826