上皮成長因子受容体遺伝子変異を認めゲフィチニブによって腫瘍が縮小した原発性非小細胞肺癌の3例

症例1 : 66歳, 男性. 喫煙歴, . 2003年1月, 原発性肺腺癌にて右中葉切除術施行. 2004年11月, 再発を認めたため上皮成長因子受容体 (EGFR ) 遺伝子の解析を行った. 変異を認めたためゲフィチニブの投与を行ったところ腫瘍は著明に縮小した. 症例2 : 73歳, 女性. 喫煙歴, . 2004年10月, 原発性肺腺癌, T4N2M1 stage IVと診断. 化学療法を行うも, 腫瘍の縮小を認めなかったため, EGFR 遺伝子の解析を行った. 変異を認めたためゲフィチニブの投与を行ったところ腫瘍は縮小した. 症例3 : 51歳, 男性. 喫煙歴, あり. 2004年3月...

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2005, Vol.55(2), pp.169-176
Hauptverfasser: 富澤, 由雄, 飯島, 浩宣, 田中, 司玄文, 須賀, 達夫, 伊藤, 知和, 中川, 純一, 砂長, 則明, 佐藤, 浩二, 久田, 剛志, 石塚, 全, 土橋, 邦生, 桑野, 博行, 倉林, 正彦, 中島, 孝, 森, 昌朋
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例1 : 66歳, 男性. 喫煙歴, . 2003年1月, 原発性肺腺癌にて右中葉切除術施行. 2004年11月, 再発を認めたため上皮成長因子受容体 (EGFR ) 遺伝子の解析を行った. 変異を認めたためゲフィチニブの投与を行ったところ腫瘍は著明に縮小した. 症例2 : 73歳, 女性. 喫煙歴, . 2004年10月, 原発性肺腺癌, T4N2M1 stage IVと診断. 化学療法を行うも, 腫瘍の縮小を認めなかったため, EGFR 遺伝子の解析を行った. 変異を認めたためゲフィチニブの投与を行ったところ腫瘍は縮小した. 症例3 : 51歳, 男性. 喫煙歴, あり. 2004年3月, 原発性肺腺癌, T4N2M1 stage IVと診断. 化学療法を行うも, 有意な腫瘍の縮小を認めなかったため, EGFR 遺伝子の解析を行った. 変異を認めたためゲフィチニブの投与を行ったところ3週後に間質性肺炎を合併したため投与中止となったが, 腫瘍の縮小を認めていた.
ISSN:1343-2826
1881-1191
DOI:10.2974/kmj.55.169