14.館林市における初回前立腺癌検診の検討

【目的:対象:方法】50歳以上の館林男性市民を対象にPSAによる前立腺癌検診を行った. 年齢階層別のPSA基準値以上の症例に2次検診を勧め, 2次検診はPSA再検後, 経直腸的前立腺生検を勧めた. 【結果】対象者15,106人中1,780人(11.8%)が受診し, 要2次検診者数208人中151人(2003年末現在)が2次検診を受診し, 109人に生検を行い, 54人に前立腺癌を見いだした(1次検診者数の3.0%). PSAの基準値以上から6.0までは生検者30人中12人に(40.0%), 6.0から10までは36人中17人(47.2%)に癌を見いだした. PSA高値ほど病期の進行を認めたが,...

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2004-11, Vol.54 (4), p.328-328
Hauptverfasser: 中村敏之, 悦永徹, 岡崎浩, 加藤宣雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的:対象:方法】50歳以上の館林男性市民を対象にPSAによる前立腺癌検診を行った. 年齢階層別のPSA基準値以上の症例に2次検診を勧め, 2次検診はPSA再検後, 経直腸的前立腺生検を勧めた. 【結果】対象者15,106人中1,780人(11.8%)が受診し, 要2次検診者数208人中151人(2003年末現在)が2次検診を受診し, 109人に生検を行い, 54人に前立腺癌を見いだした(1次検診者数の3.0%). PSAの基準値以上から6.0までは生検者30人中12人に(40.0%), 6.0から10までは36人中17人(47.2%)に癌を見いだした. PSA高値ほど病期の進行を認めたが, 癌症例中45人(83.3%)が病期Bであった. 【考察】初回の前立腺癌検診を行って50歳代の患者さんの受診率生検施行率のアップおよび, 生検や治療拒否の割合を少なくするために検診を受ける前のICが重要と考える. また, PSA10以下の癌発見率からは我々の生検方法の優位性が示唆された.
ISSN:1343-2826