2.水腎症を契機に発見された尿管憩室の1例

患者は69歳女性. 平成14年6月, 内科での腹部エコーにて左水腎症を指摘され, 当科紹介受診. DIP, RPにて左尿管憩室の合併を認めた. 憩室は上部尿管に3つあり, 最大径は0.8×1.3cmであった. 治療はせず, 当科外来にて経過観察されている. 尿管憩室は, 先天性と後天性に大別される. 先天性憩室は盲端重複尿管と発生学的に同義とされる. 後天性憩室は粘膜層の脱出により形成され, 偽憩室ともよばれる. いずれも, 結石, 感染などの合併が見られた場合には, 憩室の外科的切除が適応とされている....

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2003-05, Vol.53 (2), p.217-217
Hauptverfasser: 河野真意, 塩野昭彦, 小林大志朗, 町田昌巳, 牧野武雄, 柴山勝太郎, 森田崇弘, 海老原和典
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:患者は69歳女性. 平成14年6月, 内科での腹部エコーにて左水腎症を指摘され, 当科紹介受診. DIP, RPにて左尿管憩室の合併を認めた. 憩室は上部尿管に3つあり, 最大径は0.8×1.3cmであった. 治療はせず, 当科外来にて経過観察されている. 尿管憩室は, 先天性と後天性に大別される. 先天性憩室は盲端重複尿管と発生学的に同義とされる. 後天性憩室は粘膜層の脱出により形成され, 偽憩室ともよばれる. いずれも, 結石, 感染などの合併が見られた場合には, 憩室の外科的切除が適応とされている.
ISSN:1343-2826