「大広間部屋」の功罪についての調査

【背景】二之沢病院の「大広間部屋」は25人の患者を一同に収容する歴史的に貴重な資料である. 【対象と方法】同院の看護・介護スタッフへのアンケートにより, 「大広間部屋」の利点と欠点を調査した.【結果】ほとんどのスタッフが, 圧迫感のなさや日当たりのよさを患者側の利点として, 着替えが見えやすいことや騒音を患者側の欠点と考えていた.また, 看護・介護側の利点として, 患者と意思疎通がはかりやすい, 患者の状態が把握しやすいということが利点と考えられていた. 【結語】今回の大広間部屋に対する調査を通じて, 適正な1病床あたりの面積や体積, 高い天井, 広い窓, 十分にデザインされた病室の配置などの...

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2003/02/01, Vol.53(1), pp.17-20
Hauptverfasser: 萬谷, 直樹, 小暮, 敏明, 佐藤, 正通, 川田, 悦夫, 森田, 豊穂, 田村, 遵一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【背景】二之沢病院の「大広間部屋」は25人の患者を一同に収容する歴史的に貴重な資料である. 【対象と方法】同院の看護・介護スタッフへのアンケートにより, 「大広間部屋」の利点と欠点を調査した.【結果】ほとんどのスタッフが, 圧迫感のなさや日当たりのよさを患者側の利点として, 着替えが見えやすいことや騒音を患者側の欠点と考えていた.また, 看護・介護側の利点として, 患者と意思疎通がはかりやすい, 患者の状態が把握しやすいということが利点と考えられていた. 【結語】今回の大広間部屋に対する調査を通じて, 適正な1病床あたりの面積や体積, 高い天井, 広い窓, 十分にデザインされた病室の配置などの重要性が示唆された.
ISSN:1343-2826
1881-1191
DOI:10.2974/kmj.53.17