4.口唇裂口蓋裂患者における顎裂部骨移植の経験[第2報]

口唇裂口蓋裂患者の顎裂部に対し骨移植を行うことは, 咬合および顔面形態の回復に有用であることを, 昨年の本研究会において報告した. 今回は, 顎裂部骨移植術に関する術前 術後の画像診断による評価法について報告する. 顎裂部の形態は, 通常のX線画像では評価が困難であったが, 近年発達してきた3次元CT画像(3D-CT)の応用により, 簡便かつ直感的に顎裂部形態を理解することができるようになった. そこで, 術前に顎裂部への移植に必要な海綿骨量を計測し, donor siteの選択や採取量の決定に応用し, また術後には, その後の治療に直結するような簡単な評価法を考案し, 応用してきたので報告す...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 2002, Vol.52 (4), p.310-310
Hauptverfasser: 根岸明秀, 茂木健司, 中曽根良樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:口唇裂口蓋裂患者の顎裂部に対し骨移植を行うことは, 咬合および顔面形態の回復に有用であることを, 昨年の本研究会において報告した. 今回は, 顎裂部骨移植術に関する術前 術後の画像診断による評価法について報告する. 顎裂部の形態は, 通常のX線画像では評価が困難であったが, 近年発達してきた3次元CT画像(3D-CT)の応用により, 簡便かつ直感的に顎裂部形態を理解することができるようになった. そこで, 術前に顎裂部への移植に必要な海綿骨量を計測し, donor siteの選択や採取量の決定に応用し, また術後には, その後の治療に直結するような簡単な評価法を考案し, 応用してきたので報告する.
ISSN:1343-2826