13.下顎骨骨折に伴う組織内出血により呼吸困難を生じた2例

顎・顔面領域の外傷に伴う障害には各種みられるがそのひとつに気管閉塞があげられる. そのメカニズムとしては舌根沈下や組織内出血による気道の狭窄などが考えられる. 今回我々は, 下顎骨骨折後, 口底への多量の出血, 腫脹により呼吸困難を生じた症例を経験したのでその概要を報告する. 【症例1】57歳, 男性. 臨床診断;下顎骨骨折. 交通事故にて受傷. 意識障害, 呼吸困難を認め, 即日気管切開【症例2】64歳, 男性. 臨床診断;下顎骨骨折. 労働中の転倒にて受傷. 意識障害はなく, 軽度の呼吸困難がみられたが数日後には消失....

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 1999, Vol.49 (4), p.306-306
Hauptverfasser: 高野淳志, 茂木健司, 大竹克也, 笹岡邦典, 佐々木真一, 小川栄治, 中曾根良樹, 鎌田紀子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:顎・顔面領域の外傷に伴う障害には各種みられるがそのひとつに気管閉塞があげられる. そのメカニズムとしては舌根沈下や組織内出血による気道の狭窄などが考えられる. 今回我々は, 下顎骨骨折後, 口底への多量の出血, 腫脹により呼吸困難を生じた症例を経験したのでその概要を報告する. 【症例1】57歳, 男性. 臨床診断;下顎骨骨折. 交通事故にて受傷. 意識障害, 呼吸困難を認め, 即日気管切開【症例2】64歳, 男性. 臨床診断;下顎骨骨折. 労働中の転倒にて受傷. 意識障害はなく, 軽度の呼吸困難がみられたが数日後には消失.
ISSN:1343-2826