39. 当院に於ける経皮的心肺補助(PCPS)症例の検討と問題点

「目的」当院で行ったPCPS症例の検討と問題点の考察. 「対象」平成6年6月~平成9年5月までの3年間にPCPSを施行した8症例. 男性6名, 女性2名, 年令は50~78歳(平均63. 2歳). 症例は心原性ショック4例, 開心術後LOS 3例, 急性呼吸不全1例. 「方 法」PCPS装置は, SJM社製, lifestreamTM遠心ポ ンプシステム. 人工肺は, クラレ膜型人工心肺MENOXAL4000, 6000 「結果」PCPS操作時間は, 3. 0~465時間(平均24. 2時間)で, 3/8例(37, 5%)がPCPSより離脱でき, 1/8例(12. 5%)が社会復帰できた. 「...

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Veröffentlicht in:The KITAKANTO Medical Journal 1998, Vol.48 (5), p.394-394
Hauptverfasser: 稲葉伸之, 椎名盛一, 新井宣孝, 八木伸宏, 田部井保夫, 手塚尚紀, 高木拓郎, 小界浩一, 安斎均, 中村茂, 佐藤恭介
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「目的」当院で行ったPCPS症例の検討と問題点の考察. 「対象」平成6年6月~平成9年5月までの3年間にPCPSを施行した8症例. 男性6名, 女性2名, 年令は50~78歳(平均63. 2歳). 症例は心原性ショック4例, 開心術後LOS 3例, 急性呼吸不全1例. 「方 法」PCPS装置は, SJM社製, lifestreamTM遠心ポ ンプシステム. 人工肺は, クラレ膜型人工心肺MENOXAL4000, 6000 「結果」PCPS操作時間は, 3. 0~465時間(平均24. 2時間)で, 3/8例(37, 5%)がPCPSより離脱でき, 1/8例(12. 5%)が社会復帰できた. 「考察」PCPSは, IABPのみでは不十分な重症心肺機能不全患者の, 救急救命に効果が期待できる. また, 準備も比較的迅速に対応でき, 内部バッテリーと酸素ボンベを使用することにより移動が可能である. 長時間の施行症例では, 操作者に負担がかかり, 緊急時の対応については, スタッフ体制の検討が必要であると思われる.
ISSN:1343-2826