5. 診断に難渋した早期型肺癌の1切除例

症例は71歳, 男性. 検診で喀痰細胞診でE判定となり精査目的で当院へ入院した. 気管支鏡を行い, 可視範囲で異常所見を認めず, 生検及び擦過細胞診では扁平上皮化生であったが, 左上葉の洗浄細胞診にてclassl Vであった. 確定診断が得られず, 6か月後に気管支鏡を再度行い, 左B3bの擦過細胞診でclass V(扁平上皮癌)との診断を得た. 左上葉切除R2aを行い, B3に原発したTisNOMO, 病理病期O期の高分化扁平上皮癌と診断された....

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 1998, Vol.48 (4), p.332-333
Hauptverfasser: 上吉原光宏, 平井利和, 川島修, 牧元毅之, 前島亜希子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は71歳, 男性. 検診で喀痰細胞診でE判定となり精査目的で当院へ入院した. 気管支鏡を行い, 可視範囲で異常所見を認めず, 生検及び擦過細胞診では扁平上皮化生であったが, 左上葉の洗浄細胞診にてclassl Vであった. 確定診断が得られず, 6か月後に気管支鏡を再度行い, 左B3bの擦過細胞診でclass V(扁平上皮癌)との診断を得た. 左上葉切除R2aを行い, B3に原発したTisNOMO, 病理病期O期の高分化扁平上皮癌と診断された.
ISSN:1343-2826