24. 新しい放射線治療患者の看護をめざして-放射線・放射線治療に対しての意識調査より

放射線治療は, "がん"治療法の一つとして行われているが, 嘔気・食欲不振・脱毛などの副作用, 姑息的治療などマイナスイメージが強くもたれている. しかし, 近年放射線治療の発展はめざましく, 当研究所においては, H6年4月より世界で初めての重粒子線治療センターが開設された. "がん"の罹患率上昇に伴い, 放射線治療もクローズアップされてきている. 本報では, 放射線・放射線治療に対しての患者・近郊住民・看護学生・看護婦の意識を調査してみた. その結果から下記の5つの結論を導きだした. 1. 放射線治療は, まだマイナスイメージが強い. 2. 放射線治...

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 1997, Vol.47 (6), p.474-474
Hauptverfasser: 竹俣幸江, 山下曜子, 三上恵子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:放射線治療は, "がん"治療法の一つとして行われているが, 嘔気・食欲不振・脱毛などの副作用, 姑息的治療などマイナスイメージが強くもたれている. しかし, 近年放射線治療の発展はめざましく, 当研究所においては, H6年4月より世界で初めての重粒子線治療センターが開設された. "がん"の罹患率上昇に伴い, 放射線治療もクローズアップされてきている. 本報では, 放射線・放射線治療に対しての患者・近郊住民・看護学生・看護婦の意識を調査してみた. その結果から下記の5つの結論を導きだした. 1. 放射線治療は, まだマイナスイメージが強い. 2. 放射線治療に関しての興味が少ない. 3. 放射線治療における放射線の有効性ならびに, 危険性についての教育が不十分である. 4. 放射線治療の有効性に関するアピールが不十分である. 5. インフォームドコンセントが不十分である. これらの因子を今後検討し改善していくことで, 当センターにおける放射線治療の看護の発展につなげていきたい.
ISSN:1343-2826