18. 表在型食道癌の放射線治療-局所再発症例について

【目的】当院の表在型食道癌の放射線治療成績と局所制御できなかった6症例について局所再発因子とともに検討した. 【対象】1979~92までに当院で根治的放射線治療を施行した表在型食道癌19例を対象とした. 最近の再発1例を加えて局所非制御6例について局所再発因子とともに検討した. 【結果】5年原病生存率は58%であった. 再発例は全例とも外科から紹介され, 部位はEi3例, 深達度はml例で, 組織型は高分化型扁平上皮癌3例であった. 治療効果は全例腫瘍は消失したが, 病理組織学的に残存していたものが2例で, 全例照射野内再発で再発時期は2年以内で2例に救済手術が施行された, 手術した2例とも高...

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 1997, Vol.47 (2), p.126-126
Hauptverfasser: 樋口啓子, 石川仁, 玉木義雄, 高橋満弘, 境野宏治, 福田敬宏, 秋谷寿一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】当院の表在型食道癌の放射線治療成績と局所制御できなかった6症例について局所再発因子とともに検討した. 【対象】1979~92までに当院で根治的放射線治療を施行した表在型食道癌19例を対象とした. 最近の再発1例を加えて局所非制御6例について局所再発因子とともに検討した. 【結果】5年原病生存率は58%であった. 再発例は全例とも外科から紹介され, 部位はEi3例, 深達度はml例で, 組織型は高分化型扁平上皮癌3例であった. 治療効果は全例腫瘍は消失したが, 病理組織学的に残存していたものが2例で, 全例照射野内再発で再発時期は2年以内で2例に救済手術が施行された, 手術した2例とも高分化型扁平上皮癌で再発時の深達度はsmまでの表在性で, 深部からの再発を疑わせる所見はなかった. 局所再発因子について, 部位, 深達度, 腫瘍径, 組織亜型, 多発性, 年齢, 性別, 線量, 腔内治療, 治療日数について検討したが, 明かではなかった.
ISSN:1343-2826