27. 自殺企図による熟傷症例の検討

救急医療に占める熱傷患者の比率は高く(当科平成7年度, 対全救急患者比, 19%)全身的管理, 数度の手術, リハビリ治療を要する重症患者も少なくない. 重症者を検討すると自殺企図による熱傷が散見される. 平成7年4月より本年6月までに当院にて加療した自殺企図による熱傷例は5例である. 内3例は100%3度熱傷であり, 数日の経過でこれを失っている. 死亡例の中には精神科での治療中のものもあり, 予防という観点から検討すべき課題を含む. 受傷の背景, 医療経済的側面, 文献的検討を行ったので報告する....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 1997, Vol.47 (1), p.49-49
Hauptverfasser: 提箸延幸, 中野実, 養田靖, 鈴木中
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:救急医療に占める熱傷患者の比率は高く(当科平成7年度, 対全救急患者比, 19%)全身的管理, 数度の手術, リハビリ治療を要する重症患者も少なくない. 重症者を検討すると自殺企図による熱傷が散見される. 平成7年4月より本年6月までに当院にて加療した自殺企図による熱傷例は5例である. 内3例は100%3度熱傷であり, 数日の経過でこれを失っている. 死亡例の中には精神科での治療中のものもあり, 予防という観点から検討すべき課題を含む. 受傷の背景, 医療経済的側面, 文献的検討を行ったので報告する.
ISSN:1343-2826