1. 同種骨髄移植後合併した肝中心静脈閉塞症(VOD)に対しt-PAが有効と考えられた一例

【症例】25歳女性. 1995年10月MDS RAEBと診断. 1996年1月白血球数95600/μlと上昇骨髄で芽球を72.8%認め, 白血化と考えIDR. Ara-cによる寛解導入療法を施行. 部分寛解しか得られず, 4月10日IDR. Bu. VP-16. EDXの前処置にて血縁者より同種骨髄移植を施行した. Day3よりT-Bilの上昇を認め, Day8には9.8と上昇, Protein-Cの低下, 肝腫大, 体重増加を認めたためVODと考えt-PAをDay9~Day12までの4日間使用した. Day15に22まで上昇するも, その後減少を認めた. Day15にはWBC2100/μlと...

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Veröffentlicht in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 1997, Vol.47 (1), p.33-33
Hauptverfasser: 入沢寛之, 金佳虎, 佐藤正通, 櫻谷昌孝, 森平和明, 松島孝文, 小倉秀充, 田村遵一, 唐沢正光, 成清卓二, 斉藤貴之, 村上博和
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【症例】25歳女性. 1995年10月MDS RAEBと診断. 1996年1月白血球数95600/μlと上昇骨髄で芽球を72.8%認め, 白血化と考えIDR. Ara-cによる寛解導入療法を施行. 部分寛解しか得られず, 4月10日IDR. Bu. VP-16. EDXの前処置にて血縁者より同種骨髄移植を施行した. Day3よりT-Bilの上昇を認め, Day8には9.8と上昇, Protein-Cの低下, 肝腫大, 体重増加を認めたためVODと考えt-PAをDay9~Day12までの4日間使用した. Day15に22まで上昇するも, その後減少を認めた. Day15にはWBC2100/μlと上昇し, 骨髄生着を認めた. 同種骨髄移植後合併したVODにt-PAが有効と考えられた一例を経験したので報告する.
ISSN:1343-2826