長野県安曇野市の水鳥に見られた眼球突出を伴うヒル寄生例

長野県安曇野市の犀川で越冬する水鳥のうち,眼球突出を示した個体が2010年から5年間観察された。環形動物門ヒル綱に属するTheromyzon sp. がコハクチョウの腫大した眼部から採集されたが,血液が充満し,状態不良のため種は同定できなかった。水鳥がねぐらとする池において,ミズドリビル(T. tessulatum)の生息が確認されたことから,水鳥の眼球突出は本種ヒルの寄生によるものと考えられた。...

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Veröffentlicht in:日本野生動物医学会誌 2016/12/22, Vol.21(4), pp.141-144
Hauptverfasser: 望月, 明義, 伊藤, 哲也, 会田, 仁, 山本, 和治, 浅川, 潔, 太田, 信行
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:長野県安曇野市の犀川で越冬する水鳥のうち,眼球突出を示した個体が2010年から5年間観察された。環形動物門ヒル綱に属するTheromyzon sp. がコハクチョウの腫大した眼部から採集されたが,血液が充満し,状態不良のため種は同定できなかった。水鳥がねぐらとする池において,ミズドリビル(T. tessulatum)の生息が確認されたことから,水鳥の眼球突出は本種ヒルの寄生によるものと考えられた。
ISSN:1342-6133
2185-744X
DOI:10.5686/jjzwm.21.141