雌アジアゾウにおける発情周期中の腟前庭粘膜面の肉眼的変化

本研究では,雌アジアゾウの発情周期中における腟前庭粘膜面の肉眼的変化と血中プロジェステロン濃度の変化との関係を明らかにしようとした。血中プロジェステロン濃度が最も低い時期の腟前庭粘膜面では明らかに広範囲の充血が認められたが,血中プロジェステロン濃度の上昇に伴い外陰部に近い充血部の周辺に紅斑や腫脹が散在し丘疹も観察された。しかし,血中プロジェステロン濃度が減少するにつれて粘膜面の充血が緩和する傾向があった。...

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Veröffentlicht in:日本野生動物医学会誌 2001, Vol.6(2), pp.55-59
Hauptverfasser: 土井, 守, 山田, 朋美, 寺園, 美奈子, 和田, 晴太郎, 秋久, 成人, 坂本, 英房, 濱崎, 勤, 柳本, 博, 中野, 和彦, 松岡, 賢司, 伊藤, 淳, 岩橋, 宣明, 水野, 章裕, 楠, 比呂志
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:本研究では,雌アジアゾウの発情周期中における腟前庭粘膜面の肉眼的変化と血中プロジェステロン濃度の変化との関係を明らかにしようとした。血中プロジェステロン濃度が最も低い時期の腟前庭粘膜面では明らかに広範囲の充血が認められたが,血中プロジェステロン濃度の上昇に伴い外陰部に近い充血部の周辺に紅斑や腫脹が散在し丘疹も観察された。しかし,血中プロジェステロン濃度が減少するにつれて粘膜面の充血が緩和する傾向があった。
ISSN:1342-6133
2185-744X
DOI:10.5686/jjzwm.6.55