近未来日本畜産情勢に向けた若手獣医師の現状と新たな取り組み: 日本型畜産を求めて

平成17年度日本家畜臨床学会学術集会(会期:平成17年11月12日から13日, 於:ふくしま磐梯熱海温泉)において第4回若手臨床家討論会が行われ, コディネーター(座長)は大塚浩通(北里大)ならびに大澤健司(岩手大)が務めた. 農林水産省経営局の関谷順一氏による基調講演の後, 松田敬一および山岸則夫両氏が講演し, 引き続き活発な討論がなされた. 概要は以下の通り(敬称略). ・基調講演「畜産を取り巻く状況―家畜共済―」関谷順一(農林水産省経営局保険課)過去30年間における畜産の農業総産出額に占める割合の推移は28%から26%とほぼ変化がなく, 我が国農業の基幹部門の1つとなっている. 近年の飼...

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Veröffentlicht in:日本家畜臨床学会誌 2006/06/10, Vol.29(1), pp.29-32
Hauptverfasser: 大塚, 浩通, 大澤, 健司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:平成17年度日本家畜臨床学会学術集会(会期:平成17年11月12日から13日, 於:ふくしま磐梯熱海温泉)において第4回若手臨床家討論会が行われ, コディネーター(座長)は大塚浩通(北里大)ならびに大澤健司(岩手大)が務めた. 農林水産省経営局の関谷順一氏による基調講演の後, 松田敬一および山岸則夫両氏が講演し, 引き続き活発な討論がなされた. 概要は以下の通り(敬称略). ・基調講演「畜産を取り巻く状況―家畜共済―」関谷順一(農林水産省経営局保険課)過去30年間における畜産の農業総産出額に占める割合の推移は28%から26%とほぼ変化がなく, 我が国農業の基幹部門の1つとなっている. 近年の飼養戸数は乳牛で年率3-5%, 肉牛で4-7%, 豚では10%以上の減少がみられるが, 一戸当たり飼養頭数はいずれも着実に増加傾向にある. こうした中で農林水産省に消費・安全局が設置され, 3年目を迎えている. その目標は農場から食卓までの食品の安全性の確保, 家畜の病気の蔓延防止による食料の安定供給, 消費者等との情報交換と施策への反映等である.
ISSN:1346-8464
1883-4604
DOI:10.4190/jjvc2001.29.29