17. 黒毛和種肥育牛における血液性状と末梢血サブポピュレーションの解析
黒毛和種では, ビタミンA(VA)を制限する肥育方式が一般に行われており, 血清VAが低下する20ヶ月齢頃において, 肝障害や胃腸炎などの疾病が多く発生するようになる. この問題を解決しながら優良な肉質と増体を確保するための栄養管理方法として血液検査(プロファイルテスト)があるが, 腸炎や肺炎などの感染症の病態を把握するためには免疫状態の把握が必要になる. そこで20ヶ月齢前後の黒毛和種肥育牛における免疫細胞数と血液生化学所見を調査し, 栄養が免疫に及ぼす影響について検討した. 材料および方法 供試牛は, 山形県の20戸の肥育農家で飼育されていた16~23ヶ月齢の黒毛和種肥育牛89頭を無作為に...
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Veröffentlicht in: | 日本家畜臨床学会誌 2005, Vol.28 (2), p.80-81 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 黒毛和種では, ビタミンA(VA)を制限する肥育方式が一般に行われており, 血清VAが低下する20ヶ月齢頃において, 肝障害や胃腸炎などの疾病が多く発生するようになる. この問題を解決しながら優良な肉質と増体を確保するための栄養管理方法として血液検査(プロファイルテスト)があるが, 腸炎や肺炎などの感染症の病態を把握するためには免疫状態の把握が必要になる. そこで20ヶ月齢前後の黒毛和種肥育牛における免疫細胞数と血液生化学所見を調査し, 栄養が免疫に及ぼす影響について検討した. 材料および方法 供試牛は, 山形県の20戸の肥育農家で飼育されていた16~23ヶ月齢の黒毛和種肥育牛89頭を無作為に選別した. それらの一般血液検査, 血液生化学検査, 免疫学的検査として末梢血の白血球サブポピュレーションと末梢単核球のサイトカインmRNAの産生能を解析した. |
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ISSN: | 1346-8464 |