9.大型黒毛和種肥育農家における導入時抗生物質投与による呼吸器感染症の予防効果
「目的」 広域スペクトルを有する単回投与抗生剤を用いて, 肥育素牛導入後に多発する牛呼吸器感染症(以下BRD)発生の予防効果を調査するこを目的として実施した. 材料および方法 本試験は, 現在約1500頭の黒毛和種牛を飼養する大型肥育農家で実施した. 平成13年2月から5月の間に導入された計446頭の肥育素牛に対し, 導入時にエンロフロキサシンの単回投与製剤を1g/頭投与し, これらを試験区とした. これに対し, 平成12年2月から5月までに導入され, 導入時抗生剤未投与であった303頭を対照区とし, 両区の間のおける導入後1ケ月間のBRDの発症率, 導入後の発症時期, 治療回数, 治癒転帰ま...
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Veröffentlicht in: | 日本家畜臨床学会誌 2001, Vol.24 (2), p.65-65 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「目的」 広域スペクトルを有する単回投与抗生剤を用いて, 肥育素牛導入後に多発する牛呼吸器感染症(以下BRD)発生の予防効果を調査するこを目的として実施した. 材料および方法 本試験は, 現在約1500頭の黒毛和種牛を飼養する大型肥育農家で実施した. 平成13年2月から5月の間に導入された計446頭の肥育素牛に対し, 導入時にエンロフロキサシンの単回投与製剤を1g/頭投与し, これらを試験区とした. これに対し, 平成12年2月から5月までに導入され, 導入時抗生剤未投与であった303頭を対照区とし, 両区の間のおける導入後1ケ月間のBRDの発症率, 導入後の発症時期, 治療回数, 治癒転帰までの再発率および診療費について比較し, 予防効果について検討した. 結果 BDRの発症率は対照区の18__5%に対し, 試験区では9__7%であり試験区で有意に低下した(p |
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ISSN: | 1346-8464 |