心身健康科学の原点: 未来へ向けた「いやし」を考える

「はじめに(中山和久)」 2021年2月に本学会の会長, 久住武先生が逝去され, 私は全く途方に暮れました. もう先生からアドバイスを頂けない, これから一体どのように心身健康科学の研究を進めたら良いのだろうかと. そんなときは「原点に帰れ(back to the basics)」と言います. 『かがやく生き方 心身健康科学 第3版』を執筆された諸先生方と共に心身健康科学の原点に帰ることで, 研究の指針や, 未来へ向けた「いやし」について考えます. 心身健康科学の原点は2004年です. 世界初の新しい学問体系は『心身健康科学研究へのアプローチ』という1冊のテキストから出発しました. 本学会初代...

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Veröffentlicht in:心身健康科学 2022, Vol.18(1), pp.28-32
1. Verfasser: 中山, 和久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに(中山和久)」 2021年2月に本学会の会長, 久住武先生が逝去され, 私は全く途方に暮れました. もう先生からアドバイスを頂けない, これから一体どのように心身健康科学の研究を進めたら良いのだろうかと. そんなときは「原点に帰れ(back to the basics)」と言います. 『かがやく生き方 心身健康科学 第3版』を執筆された諸先生方と共に心身健康科学の原点に帰ることで, 研究の指針や, 未来へ向けた「いやし」について考えます. 心身健康科学の原点は2004年です. 世界初の新しい学問体系は『心身健康科学研究へのアプローチ』という1冊のテキストから出発しました. 本学会初代理事長の久住眞理先生はその冒頭で「心身の有機的関連を軸に「健康」と「人間の全体像」を考察する」と宣言されました. その背景には, 高度に文明化した現代を「ストレス社会」と捉えた見識があります.
ISSN:1882-6881
1882-689X
DOI:10.11427/jhas.18.28