病原ウイルスを分離・同定するということ
ワクチンや抗生物質の開発をはじめとする著しい医学の進歩に伴い, 『感染症が過去の話になる日は近い』と言われた一時代も, 確かに存在しました. しかし, その後, 新興, 再興感染症の発生が世界の各地から相次いで報告され, さらに近い将来においても新型インフルエンザウイルスの出現が危倶されている様に, 感染症は人類にとって恐ろしい疾病であり続けています. 病原ウイルスに起因する感染症にはどの様な種類のものが存在し, また, どの様に分類されているのかを, 日本の法律に沿って解説すると共に, 当研究所微生物保健課において現在実施している「大阪市感染症発生動向調査事業における病原ウイルスの検査体制」...
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Veröffentlicht in: | 生活衛生 2006, Vol.50 (5), p.410-410 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | ワクチンや抗生物質の開発をはじめとする著しい医学の進歩に伴い, 『感染症が過去の話になる日は近い』と言われた一時代も, 確かに存在しました. しかし, その後, 新興, 再興感染症の発生が世界の各地から相次いで報告され, さらに近い将来においても新型インフルエンザウイルスの出現が危倶されている様に, 感染症は人類にとって恐ろしい疾病であり続けています. 病原ウイルスに起因する感染症にはどの様な種類のものが存在し, また, どの様に分類されているのかを, 日本の法律に沿って解説すると共に, 当研究所微生物保健課において現在実施している「大阪市感染症発生動向調査事業における病原ウイルスの検査体制」について, 実際に導入している分離ウイルスの遺伝子学的同定法を含めてここに紹介しています. |
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ISSN: | 0582-4176 |