洗顔石鹸に含まれる加水分解小麦が感作原と考えられる小麦依存性運動誘発アナフィラキシー

経皮経粘膜感作により生じた小麦依存性運動誘発アナフィラキシーの報告が増えている. 感作原として, 洗顔石鹸にふくまれる加水分解小麦が同定されている. 診断には, 当該製品の使用歴があり, 使用時に顔面に皮膚症状が出現, ω-5グリアジンに対する特異的IgEに比べ, 小麦グルテンに対する特異的IgEが高値であることが有用な情報である. 加水分解小麦は化粧品添加物として用いられており, 食物アレルギーの感作原として留意すべきである....

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Veröffentlicht in:JOURNAL OF UOEH 2012/03/01, Vol.34(1), pp.85-89
Hauptverfasser: 小林, 美和, 大倉, 理沙, 吉岡, はるな, 廣正, 佳奈, 吉岡, 学, 中村, 元信
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:経皮経粘膜感作により生じた小麦依存性運動誘発アナフィラキシーの報告が増えている. 感作原として, 洗顔石鹸にふくまれる加水分解小麦が同定されている. 診断には, 当該製品の使用歴があり, 使用時に顔面に皮膚症状が出現, ω-5グリアジンに対する特異的IgEに比べ, 小麦グルテンに対する特異的IgEが高値であることが有用な情報である. 加水分解小麦は化粧品添加物として用いられており, 食物アレルギーの感作原として留意すべきである.
ISSN:0387-821X
2187-2864
DOI:10.7888/juoeh.34.85