18. 運動方法の違いが心身に及ぼす影響について -集中的な運動(90分×週1回)と定期的な運動(30分×週3回)の比較
【目的】 従来, 30分以上の運動を週3回以上おこなうことが推奨されてきたが, 平日にまとまった量の運動をおこなうことが容易ではない場合, 休日に集中して運動をおこなう人も多い. そこで, 同じ量の運動を週1回集中して実施する場合と週3回に分散して実施する場合の心身への効果を比較した. 【方法】 運動習慣のない学生24名を分散群(30分×週3回)と集中群(90分×週1回), 各群12名(男性5名, 女性7名)に無作為に割り付け, 自覚的運動強度の指標であるBorg scaleが12(「楽である」と「ややきつい」の中間の強度)で, 4週間運動するように依頼した. 介入前後で血圧, 脈拍, インス...
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Veröffentlicht in: | JOURNAL OF UOEH 2011-03, Vol.33 (1), p.101-101 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】 従来, 30分以上の運動を週3回以上おこなうことが推奨されてきたが, 平日にまとまった量の運動をおこなうことが容易ではない場合, 休日に集中して運動をおこなう人も多い. そこで, 同じ量の運動を週1回集中して実施する場合と週3回に分散して実施する場合の心身への効果を比較した. 【方法】 運動習慣のない学生24名を分散群(30分×週3回)と集中群(90分×週1回), 各群12名(男性5名, 女性7名)に無作為に割り付け, 自覚的運動強度の指標であるBorg scaleが12(「楽である」と「ややきつい」の中間の強度)で, 4週間運動するように依頼した. 介入前後で血圧, 脈拍, インスリン抵抗性の指標(HOMA-IR), 推定最大酸素摂取量, 酸化ストレスの指標(TBARS, 8-OHdG, NOx), メンタルヘルスの指標(POMS)を測定, 比較した. 【結果】 平均運動実施率は96.2%であった(運動実施率が50%に満たなかった分散群の男性1名と女性1名を除いた22名). 両群とも収縮期血圧, 拡張期血圧, 脈拍が下がり, 全体で収縮期血圧(109.2±13.9→103.0±11.4mmHg, p=0.0023), 拡張期血圧(66.7±9.2→61.5±5.1mmHg, p=0.0018), 脈拍(78.3±11.9→69.2±9.9拍/分, p |
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ISSN: | 0387-821X |