看護学生の対児感情と母性理念に影響を与える因子
要旨:少子化により乳幼児との接触機会が減少している近年, 臨地実習指導に活かすため看護学生の対児感情および母性理念に影響を与える因子を明らかにすることを目的とし, 看護系大学に在学中の学生278名を対象に, 講義実習などの学習進度や同居者の有無, 乳幼児との接触経験の有無などの生活背景, 花沢の対児感情尺度28項目および母性理念質問紙27項目から構成した無記名自記式による質問紙調査を行い, SPSS 12. OJを用いて分析した. 有効回答数121名(43.5%)の結果, 年少者との同居や乳幼児との接触経験などの生活背景は対児感情および母性理念に影響を与えていなかった. しかし学習進度では小児...
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Veröffentlicht in: | JOURNAL OF UOEH 2006-09, Vol.28 (3), p.295-304 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 要旨:少子化により乳幼児との接触機会が減少している近年, 臨地実習指導に活かすため看護学生の対児感情および母性理念に影響を与える因子を明らかにすることを目的とし, 看護系大学に在学中の学生278名を対象に, 講義実習などの学習進度や同居者の有無, 乳幼児との接触経験の有無などの生活背景, 花沢の対児感情尺度28項目および母性理念質問紙27項目から構成した無記名自記式による質問紙調査を行い, SPSS 12. OJを用いて分析した. 有効回答数121名(43.5%)の結果, 年少者との同居や乳幼児との接触経験などの生活背景は対児感情および母性理念に影響を与えていなかった. しかし学習進度では小児, 母性看護実習群は非実習群に比べて母性理念の否定得点が有意に低かった. これらのことから小児母性看護実習において意識的, 能動的に乳幼児や母親と関わる経験が学生の母性理念に影響を与えていると考えられる. |
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ISSN: | 0387-821X |