外来化学療法の経済効果

近年, 世界的に医療費抑制の傾向にあり, 我が国でも入院医療の包括化など医療保険改革が進められている. 医療機関において在院日数を短縮化し入院治療費を削減することにより, 経営の健全化に努めることは重要な課題である. このような背景の中で近年, 外来化学療法は着目されている. その理由は, 患者のquality of life (QOL) の向上, 副作用の少ない新規抗癌剤の開発, 入院ベッドの効率的運用, 医療経済の効率化などがあげられる. 癌化学療法は従来, 患者にとって肉体的, 精神的, 経済的にも苦痛を伴った. 本稿では外来化学療法の医療経済効果を概観する....

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Veröffentlicht in:JOURNAL OF UOEH 2006/06/01, Vol.28(2), pp.209-215
Hauptverfasser: 浦本, 秀隆, 岩重, 淳司, 鏡, 誠治, 塚田, 順一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:近年, 世界的に医療費抑制の傾向にあり, 我が国でも入院医療の包括化など医療保険改革が進められている. 医療機関において在院日数を短縮化し入院治療費を削減することにより, 経営の健全化に努めることは重要な課題である. このような背景の中で近年, 外来化学療法は着目されている. その理由は, 患者のquality of life (QOL) の向上, 副作用の少ない新規抗癌剤の開発, 入院ベッドの効率的運用, 医療経済の効率化などがあげられる. 癌化学療法は従来, 患者にとって肉体的, 精神的, 経済的にも苦痛を伴った. 本稿では外来化学療法の医療経済効果を概観する.
ISSN:0387-821X
2187-2864
DOI:10.7888/juoeh.28.209